同人サークル<アレ★Club>公式ブログ(通称:「アレ★Blog」)

ジャンル不定カルチャー誌『アレ』を作っている<アレ★Club>の日々の活動記録です。

【『アレ』Vol.1に掲載します】さやわかさんにお話を伺ってきました!

Webの発達は、「物書き」の敷居を格段に下げました。クラウドソーシングを利用さえすれば、誰でも簡単に文章で報酬を貰うことができますし、多くのキュレーションサイトが、今も新しい人材を求めています。また、今はブログで誰でも世の中に文章を投稿することもでき、それで生計を立てている方も少なからず存在しています。

しかし、そんな時代だからこそ、「職業ライター」になるのが難しくなったと言われている現状があります。そこで我々<アレ★Club>は、新人ライターの抱える疑問や悩みを、現在ご活躍されているライターさんに直接ぶつけてみようと試みました。

去る9月7日(水)、今年5月にWeb編集社を退職し、フリーの編集者・ライターとなった<アレ★Club>の堀江くらは(@kuraharu)は、職業ライターを目指し今月上京予定の古戸圭一朗(@kei_furuto)氏と一緒に、ライターのさやわか(@someru)氏にお話を伺いに行きました。

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さやわか氏は、90年代末から「ムーノーローカル」や「ニーツオルグ」などの個性的なWebサイトを運営し、『ユリイカ』2007年1月号(特集:松本大洋)に「寓話とアニメーションの間で―映画 『鉄コン筋クリート』 はなぜ分かりやすいのか」が掲載されたのを契機に、批評・評論も行うライターとしてご活躍されています。著書には『僕たちのゲーム史』(星海社,2012)、『キャラの思考法:現代文化論のアップグレード』(青土社,2015)などがあり、今月22日には、新刊『文学の読み方』(講談社)が刊行予定です。また、現在は執筆業以外にも、ゲンロンカフェで行なわれるイベントなどにもご登壇されています。

文学の読み方 (星海社新書)

文学の読み方 (星海社新書)

 

 

僕たちのゲーム史 (星海社新書)

僕たちのゲーム史 (星海社新書)

 

 

今回はそんなさやわか氏に、どうすれば「食えるライター」になれるのかという点を中心に、現代メディアの問題点や、今後のメディア像など、様々なお話を伺ってきました。

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今回のインタビュー内容ですが、11月23日(水・祝)に開催予定の第二十三回文学フリマ東京で頒布予定の『アレ』Vol.1に掲載します。これからライターを目指す人、今ライターとして活動している人は勿論、「物を書く」という行為に挑んでいる全ての人に読んでいただきたい内容になっていますので、よろしくお願いします。以下、インタビューの堀江と古戸氏の感想です。
 

■古戸
インタビューに慣れていない私に対し、快く取材を引き受けていただいたばかりか、リードまでしてくださったさやわかさん、本当にありがとうございました。ずっと緊張しっぱなしで、取材前の打ち合わせで、くらはさんに2回もコーヒーをぶっかけてしまいすいませんでした!!

■くらは
ズボンがお亡くなりになったまま取材をしました。いつもと違う雰囲気の取材で、緊張して終始変なテンションだった気がします……それでも、さやわかさんのお陰で、「さやわか流」ライターとしての在り方を学ぶことができました。本当に、ありがとうございました。