同人サークル<アレ★Club>公式ブログ(通称:「アレ★Blog」)

ジャンル不定カルチャー誌『アレ』を作っている<アレ★Club>の日々の活動記録です。

【『アレ』Vol.1に掲載します】批評系同人座談会を開催しました!

去る8月某日、11月23日(水・祝)に開催予定の第二十三回文学フリマ東京で頒布予定の当サークルの機関誌『アレ』Vol.1の企画として、アニメ(ーション)批評を中心とした同人誌を発行している、アニメ批評界隈の中でも著名な方々を招き、「メディアとしての同人誌/批評と同人誌」をテーマに座談会を開催しました。

今回の座談会ですが、以下の素敵な方々にお集まりいただきました。

・シノハラユウキ氏(@sakstyle
筑波批評社所属の元ゼロアカ道場の道場破り組。春に開催された第二十二回文学フリマ東京で単著『フィクションは重なり合う』を頒布し、『ユリイカ』2016年9月臨時増刊号(総特集:アイドルアニメ)にも「アイドルは音楽である―『芸能人はカードが命』と『SEVENTH HAVEN』から」が掲載された。

フィクションは重なり合う: 分析美学からアニメ評論へ

フィクションは重なり合う: 分析美学からアニメ評論へ

 

 

・羽海野渉氏(@WataruUmino
メディアクリエイター集団<LandScape Plus>代表。『アニバタ』(アニメ・マンガ評論刊行会)や『Fani通』(F会)などのアニメ評論同人誌への寄稿を精力的に行っており、自身も同人誌『PRANK!』を刊行している。今秋開催予定の第二十三回文学フリマ東京では、『シン・ゴジラ』と「日本アニメ(ーター)見本市」を特集した合同誌を刊行予定。

twipla.jp

 

・Nag.氏(@Nag_Nay
同人サークル<アニメクリティーク刊行会>代表。アニメ評論同人誌『アニメクリティーク』を刊行し、これまでに「アニメにおける<音>」、「アニメにおける<資本>」など、アカデミックの知見と批評を結び付けることを試みる特集を多数組んできた。秋の文フリ東京では、同紙最新号(Vol.5.5β)として、新海誠および彼の最新作である『君の名は。』の特集号を発刊予定。

nag-nay.hatenablog.com

 

・ふると氏(@kei_furuto
評論サークル<余白の落書>代表。サークル誌として『余白のR』を刊行しており、アニメ単体に限らず、「社会の中のオタク文化」や「東京」など、アニメを取り巻く諸現象に着目した特集を毎号組んでいる。今年の夏コミで頒布した最新刊(Vol.7)では「ぼくらのコミックマーケット」を特集した。現在、諸般の事情で同人活動を休止中。

dilettantish-note.cocolog-nifty.com

 

また、上記の人々に加え、我々<アレ★Club>からは、以下の2名が参加しました。

・山下泰春(@yasuharu_are
同人サークル<アレ★Club>の代表。これまでに別名義で同人誌に寄稿経験があるが、今年の春頃に「俺も同人誌作りたい!」と思うようになり、親しい人たちに声をかけて<アレ★Club>を結成。

areclub.hatenablog.com

 

・堀江くらは(@kuraharu
同人サークル<アレ★Club>所属で機関誌『アレ』の編集長。Webメディアを運営する企業を今年5月に辞職し、現在はフリーの編集者・ライター。Web/紙を問わずに活動している。同人誌にかかわるのは今回が初。

kuraharu.hatenablog.com

 

以上の計6名で、同人誌を作るようになったキッカケからアニメ批評の現状、出版業界における1つの「メディア」としての同人誌の立ち位置に至るまで、当初の予定時間を大幅にオーバーし、4時間に渡って議論を交わしました。

この座談会の中身ですが、11月23日(水・祝)に開催予定の第二十三回文学フリマ東京で頒布予定の『アレ』Vol.1に掲載します。アニメ批評に興味のある方から、出版に関心のある方まで、幅広い層に読み応えのある内容になっていますので、当日は是非ともお手に取ってご覧くださいませ。