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同人サークル<アレ★Club>公式ブログ(通称:「アレ★Blog」)

ジャンル不定カルチャー誌『アレ』を作っている<アレ★Club>の日々の活動記録です。

信用できる人・できない人の見分け方~趣味で人は理解できるか?~

★対談者紹介★
◆永井光暁
<アレ★Club>の事務局長。「思い込みはあまり無い方だ」と思い込んでいる。

▲山下泰春(@yasuharu_are
<アレ★Club>の代表。「自分には主体性が無い」と思い込んでいる。

 

◆永井
この前、とある人と会ったんだけどさ、「僕は中立です」と言いつつ、「オルグ」を連呼したり、某元市長を批判したり、「運動」を強調したりと、バリバリの左だったんだよ。別に左でもいいんだけどさ、左にしか見えないのに「僕は中立です」って言うのは、流石にどうかと思った。

 

▲山下
周りに「自称中立」が多くて自分の偏りが見えなくなっているんでしょうかね?世の中的には「自称中立の人が実際にとる行動は、体制派のそれだ」というのが相場だと私は思うんですが……。永井さんがお会いしたというその人に関してはもう、「お前がそう思うんならそうなんだろう。お前ん中ではな」っていう一言以外に差し上げる言葉がない感がありますね……。

 

◆永井
まあ、ね。そういや、自分が正しいと思ってることって、どうしてそう思えてるんだろういやさ、最近アクの強い人にやたらと会うんだけど、そういう人たちの主張に対して、「どうしてそう思えるんですか?」って聞いても、根拠らしい根拠は提示してくれないんだよね。なので、「アナタ、それ思い込みで言ってませんか?」って言いたくなっちゃう。

 

▲山下
ああ、実際私たちもうっかり気付かないうちに思い込みでモノを語ってしまってるケースも多いでしょうね。先の人について私達が抱いた「思い込みが多い」っていう印象も、判断材料となる情報がそんなにない以上「思い込み」かもしれないですし。

ちなみにですが、「思い込み」を社会的な枠組みで捉えた心理学の用語で、「偽の合意効果」というものがあるんですが、これは「自分が考えていることは他の人も自分と同じように考える」傾向のことを指します。

 

◆永井
なるほど。いろんな人が思い込みについては考えているわけだ。

うーん、ここで考えてみると、他の人から聞いた話って、結構思い込みに繋がりやすいと思う。信用というか信頼というか。

 

▲山下
それは例えば「どこそこのラーメン屋は美味しいぞ」といった話とか、「あの政治家はどこそこの団体と繋がっている」といった話のことですよね。この例では思い込みの対象が食や政治でしたが、信用や信頼が思い込みのもとになることってどの対象でも起こりうるんでしょうか?

 

◆永井
そうなんじゃない?聞いた人が信用に足る人物だったら、「あぁ、あそこのラーメン屋は美味しいんだ」っていう思い込みが生まれるし、「あの政治家はあんまり良くない人物なんだな」っていう思い込みも生まれるよね。逆も然りで、聞いた人が信用できなければ、「あそこのラーメン屋はマズいんだな」、「その政治家はまだマシな政治家なんだな」という逆の思い込みが生まれる。

 

▲山下
そしてもちろん、その思い込みが間違っている場合は往々にしてある(笑思い込みの根拠になるかならないかの信用値って、人物ごとにステータス的に割り振って考える方が妥当なのかもしれませんね。

当たり前の話かもしれませんが、ラーメンに詳しいからといって、政治感覚も備わっているとは限りませんよね。だから、何かしら話を聞くにしても、その人がまず信頼に足る人物か、少なくともその聞こうとしてる分野に関して詳しいかどうかをチェックする必要がある。さもないと「変な思い込み」を植えつけられちゃうかもしれません。まあ個人的には、だからといって人を試すような行為は好きじゃないんですけど……。

 

◆永井
うん、正論だと思う。でも、しっかり勉強していない素人は、ヨソの分野の人を「なんか、この人詳しそう」とかの印象でしか判断できないんじゃないかな。何に関しても真面目に勉強することを全員に期待するのは無茶だと思うし。で、そうやって印象で詳しそうな人を見定めると、実はその人が全然ダメだったりすることがあるワケで。

たとえばだけど、いわゆるエセ学者みたいな人はいるよね?一見するとその筋のオーソリティーなんだけど、知ってる人たちからすると言っていることがチャランポランだったり、「お前本当に専門家かよ!?」みたいなことを言ってたりとか、いるよね、そういう人。まぁ、誰とは言わないけど。

 

▲山下
趣味で人を判断してる場合も多いですよね。たとえばウチの(堀江)くらははLed Zeppelinが好きかどうかで人を判断してるケースが多いです。良い悪いはともかくとして。教養主義っぽく見えるかもしれないけど、何が信用に値して何が信用に値しないか漠然としている場合は、こういう「趣味で人の信用を判断する」ってのは、一つのモデルなのかもしれません。

 

◆永井
あるねぇ。相手が巨人ファンと知った時点で殺意が芽生える阪神ファンとか、仲の良かった人が逆カプ押しだって知った途端に崩壊する友情とか……まぁ、後者はまた特殊な世界だけど(笑)

それはともかくとして、趣味ってのは言い換えれば個人の嗜好のことだから、「●●さんはXXが好き/嫌い」ってのは、その人のモノの見方を知る上で重要な情報だと思う。たとえば、「僕はクラシックが好き」って人なら、ある程度はクラシックの知識があって、他のジャンルの音楽とは違う良さを説明できるはずだし。

ただまぁ、もちろん例外もあって、ちょうどこないだ明らかに化学調味料ガン盛りのメシ食いながら「ダシが効いてて旨い!」って言ってる人を見かけたりしたんだけど……(笑)

 

▲山下
それはまた凄いですね(笑)話が横道に逸れましたけど、結局のところ、デカルトの方法的懐疑の例を出すまでもなく、何に関しても疑おうと思えばいくらでも疑えてしまえるんですよね。「思い込みがある」というのも、もしかしたらそう思い込んでるだけなのかもしれないので、判断の基準ってのは無限に存在するのかもしれませんね。

 

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後日の山下泰春「二郎系食いたい」

 

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